2024年上期ハイテク株ランキング～米国株 徒然日誌⑭

2024年07月04日

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こんにちは！米国ハイテク株投資家のヒロミンです。

今年もいよいよ７月に入り、早くも下期を迎えましたね。では2024年の上期を振り返り、いったいどのようなハイテク銘柄の調子が良かったのでしょうか？

ということで今回は2024年上期ハイテク株ランキングと題し、主要ハイテク株の年初来上昇率ランキングを見ていきます。今年上期のハイテク株のトレンドが、はっきりと見えてくるはずです。

不定期連載、米国株 徒然日誌⑭　2024年上期ハイテク株ランキング、早速スタートしましょう。

相変わらず強いエヌビディア！

上期は他の半導体株も席巻！

結局はエヌビディア関連株！

まとめ

相変わらず強いエヌビディア！

まずはハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上期の結果を確認しておきましょう。具体的には2024年1月２日～6月28日の期間となります。

（ナスダック総合＝年初来：2024年7月2日現在）

基本的に右肩上がりで堅調に推移してきたことがわかります。それも直近７月２日には最高値を更新。上期の年初来騰落率は以下の通りです。

ナスダック総合　17,732.60　△20.1％（上期騰落率）

文句のつけようにない好成績です。

ではそうしたなかで、上期の主要ハイテク株の年初来ランキングはどうでしょうか？Ta-da!

いかがでしょう？エヌビディアを筆頭に半導体関連銘柄（赤字）がズラリと並んでいます。なんとベスト１０中、７銘柄が半導体関連株です。

１位にランクされたエヌビディアに至っては、上期だけでなんと２.5倍に上昇。直近の足元では多少調整しましたが、相変わらずの強さです。

（エヌビディア＝年初来：2024年7月2日現在）

上期は他の半導体株も席巻！

ちなみに2023年の年間上昇率ランキングがこちらです。

エヌビディアがトップなのことは変わりません。昨年株価はなんと年間で3.3倍に上昇しました。

ところがところがその他の銘柄はというと、半導体関連株はＡＭＤ（アドバンスト・マイクロ・デバイス）１銘柄のみ。その他はいわゆるマグニフィセント７と呼ばれるような大型ハイテク株で占められています。

こうしてみると、昨年はエヌビディアの一人勝ちといった様相を呈していましたが、今年はエヌビディアを筆頭にしながらもその他の半導体株にも物色が拡大、ランキングの上位を席巻した格好です。

ベスト10にランキングされたのは、マグニフィセント７に関しては、エヌビディア以外ではメタだけ。他のマグニフィセント７は影もカタチもあるません。

結局はエヌビディア関連株！

上位にランクされた半導体関連株を個別に検証してみましょう。エヌビディアに次ぐ２位にランクされたのは、半導体設計のアームです。

アームは昨年７月にナスダックに上場したばかりで、まだ上場１年未満の新しい銘柄ですが、早くも上期だけで2.3倍に株価を伸ばしています。

それもそのはず、アームはエヌビディアの半導体の設計にも当然かかわっているからです。

（アーム＝年初来：2024年7月2日現在）

続いて３位にランクされたTSMC（台湾積体電路製造）です。もちろん、エヌビディアとは切っても切れない関係です。

というのもエヌビディアはあくまで、自社では半導体の設計を行うだけで、製造は他の企業に委託するファブレス企業。一方、TSMCこそが、そのエヌビディアの依頼を受けて実際に製品を作っているファンドリー企業だからです。

いわばエヌビディアとTSMCは車輪の両輪というわけです。

（TSMC＝年初来：2024年7月2日現在）

また４位にランクされているマイクロン・テクノロジーとはどのような半導体企業なのでしょうか？

こちらはメモリーと呼ばれる記憶機能を担う製品のメｰカーですが、やはりエヌビディアの製品とセットで使われることが多いのが特徴です。

直近足元こそ調整しているものの、上昇するのは当たり前と言えば当たり前なのです。

（マイクロン・テクノロジー＝年初来：2024年7月2日現在）

結局、ランキングの上位を席巻していたのは半導体関連株というよりも、エヌビディア関連株だったというわけです。

まとめ

さて2024年上期ハイテク株ランキング、いかがだったでしょうか？

2024年上期はまさに圧倒的に半導体関連株の時代だったことがわかりました。しかも、それをしっかりとけん引していたのは、やはりエヌビディアでしたね。

この流れ、下期も続くのか？それともまったく予想もしない銘柄が新たに台頭してくるのか？

なんといっても下期は大統領選や利下げも予想されているだけに、楽しみですね。