- 大人の予防接種 日本脳炎ワクチン受けてきた
- 2024年05月26日
ゴールデンウィークが過ぎ、夏を感じる日が増えてきました。薄着になると気になるのが日焼けと虫刺され。そこで思い出すのは、毎年夏になると母に言われていた「あんたは日本脳炎接種していないから蚊には気をつけてね」という言葉。
日本脳炎のみ未接種だった
乳幼児期にいくつか受ける予防接種があり、そのひとつに「日本脳炎」があります。母の話では、幼児期、接種当日に熱を出し、その後接種する機会を逃したとのこと。気を付けてと言われても、蚊はそこらへんにいて、お構いなしに刺してきます。昔から私は周囲よりも多く刺される傾向にあったので、頭の片隅で気にはしていました。ただ、「日本脳炎」の病名を周りやニュースなどで耳にすることがなかったため、もはや日本での流行はないものと思っていました。
ところが、昨年2023年、熊本、静岡と相次いで日本脳炎の感染者が出たとのニュースが流れました。歳を重ね、免疫力の低下からか、蚊に刺されるとアレルギー反応のような症状が強くなってきているため、この数年虫よけ&キンカン常備で過ごしている私の不安が一気に高まりました。
「予防接種は子どもが受けるもの」という思い込み
ニュースを聞いた私は、早速日本脳炎の予防接種をいまから受けられ、それが有効なのかを調べ始めました。
日本脳炎は、蚊(コガタアカイエカ)が媒介する感染症で、発症すると20~40%が死亡、生存者の45~70%に精神障害などの重い後遺症が残ってしまうといわれています。
かなり怖い…。
日本脳炎の予防接種は、通常定期接種として3歳に2回、2回目の接種1年後に1の計3回で基礎免疫をつけます。その後、第2期として、9歳~13歳未満で1回接種すると一旦完了とされています。
うちには子どもがいますが、母子手帳にワクチンスケジュールのようなものがあり、「●歳(~●歳)で接種」と案内があります。そのため、その時期を逃すと受けられない(=免疫がつかない)と思い込んでいました。が、そもそもワクチンの定期接種の意味は、抵抗力の弱い乳幼児期にワクチンを打つことで予防しようということで設定されています。ただ、定期健診時期に受けないと「自己負担」になります。この点で「未接種」の人がいるのかもしれませんね。
つまりは、接種時期以外でも、どのワクチンも接種間隔、回数を打てば、免疫がつけられることを、恥ずかしながらこの時知ることができました。
日本脳炎ワクチンの予約
さて、大人になってからも受けられるとわかりましたが、日本脳炎ワクチンは、2021年では供給不足の状態にあり、2022年に供給量が回復したものの、昨年2023年においては未接種の幼児への優先接種の案内があったため、接種を断念しました。
※この時のワクチン不足により、最大で約200万人にも上る未接種の子どもたちがいるようです。(2024年2月7日 日本経済新聞電子版記事参照「日本脳炎ワクチン接種漏れ注意 不足解消も最大200万人」)
2024年においては、供給量も問題なくあるのか前述のような案内がなかったので、近くのクリニックに問い合わせたところ、まず、なぜ接種を希望するのか聞かれましたが、以下理由を伝えるとすぐ予約ができました。
1.定期接種を受けていない。
2.海外へ渡航予定である。
その際、以下説明をあわせて受けました。
<成人の場合の接種スケジュール>
・接種は、計3回。(初回接種の1カ月後に2回目。その1年後に3回目で今回の接種は完了)
・ワクチン費用は、1回7,000円(合計21,000円)
・接種の前にクリニックに連絡し、ワクチンの取り寄せと予約。
予約の手間もですが、費用もなかなか掛かります。とはいえ、発症のリスクを考えると安いのかもしれません。
※日本脳炎ワクチンの費用は、施設によって異なります。
定期接種として受けていない人もいる
接種当日、問診で問題なく接種可能とのことで、無事受けることができました。接種後に医師と少し話した際、「北海道出身?」と聞かれました。なぜかというと、少し前まで、北海道には日本脳炎を媒介するコガタアカイエカが生息していないという理由から、定期接種がなかったとのこと。(蚊の生息地域の拡大や人の移動から、2016年からは北海道でも定期接種となったようです)
また、過去には当時使用していた日本脳炎ワクチンにより、重篤な副反応例が起こったことで接種が控えられた時期がありました。(積極的勧奨の差し控え)その時期にあたる方は、不足回数分を定期接種として受けられる特例措置があるそうです。
※詳しくは、こちらを参照ください。
接種後の感想
現在、2回目の接種を終えていますが、接種後の感想として、1回目は、特に異常はありませんでした。2回目は、軽い副反応でしょうか、接種部に若干の腫れとかゆみが出ています。3回目は1年後ですが、忘れないようにスマホのスケジュールに入れておきました。
新型コロナウイルス流行後、昨年末からインフルエンザやはしかなどの感染症の流行なども増えていますが、自分自身もマスクを外し、以前よりも手洗い、消毒が疎かになっていることは否めません。
今回未接種ということで日本脳炎ワクチンを打ちましたが、そういえば第一子妊娠時に「風疹の抗体が少ない」と指摘され、出産後に追加接種をしたことを思い出しました。ということは、幼児期に接種したから安心ということではないのかもしれません。感染症に対する免疫、抗体については調べてみないとわからないところもありますが、いま一度感染症予防や健康について見直すよい機会なのだと思いました。
※この記事は2024年5月26日現在の情報です。
<参照ページ>
・NIID国立感染症研究所 日本脳炎とは
・KNOW★VPD!VPDを知って、子どもを守ろう。
・こどもとおとなのワクチンサイト
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