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これから値上がりするものは?<2024年5月-7月>
2024年04月30日
これから値上がりするものは?<2024年5月-7月>

2023年は、累計32,395品目で値上げが実施された、記録的な値上げラッシュの1年となりました。2024年の値上げペースは減速するだろうとの予測でしたが、まだ決着のつかないウクライナとロシアの戦争、中東情勢の不安定な状況をみると原材料価格の高騰や製造コストの上昇が懸念されます。また、先週だけで155円から156円と一気に円安が進んだこともあり、一層物価高が進むのでは…と気になるところ。5月以降何が上がるのかチェックしてみたいと思います!

5月以降に値上げが予定されているもの
ー2024年5月
ー2024年6月
ー2024年7月
「円安」と「2024年問題」の影響
まとめ

5月以降に値上げが予定されているもの

昨年2023年11月以降、値上げ品目は減少していたのですが、帝国データバンクの調べによると、3月末時点で2024年7月までの値上げ品目は、6,433品目予定されているようです。4月には、ハムや・ソーセージなどの加工品を中心に約半年ぶりに値上げ品目が増加しました。

参考資料:帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2024年4月

現在値上げが予定されているものを表にまとめてみました。

2024年5月

値上げ一覧表2024年5月

2024年6月

値上げ一覧表2024年6月

2024年7月

値上げ一覧表2024年7月

オリーブオイル、カカオ豆やトマトを含む製品は、原産国での不作による影響が高騰へとつながっています。その他値上げの理由として、原材料価格の高騰の再燃、包装資材の価格上昇、エネルギーコストや流通費、物流費、人件費、円安が大きく影響しています。

「円安」と「2024年問題」の影響

新型コロナの影響により全世界で輸出入が滞り、原材料価格の高騰に始まりました。また、2022年2月に始まったウクライナとロシアによる戦争によって、その動きはより拡大していきました。原材料の多くを輸入に頼っている日本では、2022年前半から円安が急速に進んだことにより、輸入コストの増加が商品価格へ転嫁され、物価上昇へとつながりました。

2024年において、もうひとつ値上げの要因としてあげられるのは、「物流の2024年問題」です。2024年4月以降、働き方改革関連法施行により、トラックドライバーの時間外労働の上限が年960時間に制限されました。これにより、輸送能力の低下が物流費の上昇となり、値上げが行われる可能性が高いためです。

まとめ

2023年後半から物価上昇のペースは減速し、2024年の物価上昇は落ち着くと予想されていましたが、4月後半からさらに円安が進み、昨日4月29日には一時160円台と34年ぶりの円安・ドル高水準となりました。引き続き円安が進むとの見方もあり、さらなる値上げラッシュが続くと思われます。

景気上昇とともに物価も賃金も上がる「良いインフレ」ならば受け入れられるのですが、現在の日本は円安の影響からの「悪いインフレ」となっています。

数円、数十円の値上がりでもチリツモで家計を圧迫していきます。日持ちのするものは値上がり前に購入しておくことで、少し支出を抑えることができるかもしれませんね。

ニコ
ニコ

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