- <2024年2月更新>過去1年で騰落率TOP3の投資信託をチェック➁
- 2024年02月09日
日本国内における公募型投資信託は、全部で5,900本以上に上ります。
前回に引き続き、1年以上の運用実績のある投資信託のうち、過去1年間の騰落率トップ3のファンドを調べていきます。
前回の記事は、下からどうぞ!
- 騰落率とは?
- 第3位 iFreeレバレッジFANG+
- ファンドの概要
- ぱんのメモ
- 第2位 SBI日本株4.3ブル
- ファンドの概要
- ぱんのメモ
- 第1位 楽天日本株4.3倍ブル
- ファンドの概要
- ぱんのメモ
- まとめ
騰落率とは?
騰落率は、二つの時点の価格を比較して、何パーセント上昇したか(または下落したか)を表す指標のことです。
例えば、去年の価格が100円であった運用商品が150円になれば50%の上昇、50円になれば50%の下落となります。
それでは、1月末時点で過去1年の騰落率のトップ3をカウントダウン形式で見ていきましょう。
※騰落率の数値には、手数料等は勘案されていません。
ちなみに、騰落率についてはこちらとこちらの情報を元に、各社のHPより詳細データを参照しています。
第3位 iFreeレバレッジFANG+
運用会社:大和アセットマネジメント
騰落率:164.11%
純資産総額:112億8900万円
設定日:2020年8月19日
信託報酬:年率0.9845%(税抜0.895%)
購入時手数料:購入価額の2.2%(税抜2.0%)上限
信託財産留保額:なし
決算:年1回(原則8月18日)
直近3期の分配金:なし
ファンドの概要
値動きがNYSE FANG+指数(配当込み、米ドルベース)の値動きの2倍程度となるように運用する、いわゆるレバレッジファンド。
NYSE FANG+指数は、FANG(Meta(旧Facebook)、Amazon、Netflix、Google)に加えて、Apple、エヌビディア、テスラ、Microsoftなどの6社を含めた10社で構成されるアメリカを代表するハイテク関連企業の指数です。
運用にあたっては、「スター・ヘリオス・ピーエルシー」が発行する、同株価指数のパフォーマンスに連動する円建て債券や、先物取引を活用することで、2倍の値動きを目指します。
ぱんのメモ
米国の有名ハイテク株というイケイケな銘柄群に対して、さらに2倍の運用を目指すというイケイケのファンドですが、直近の米国市場の値動きを考えれば、納得のプラス動向です。
為替変動リスクに対しては、為替ヘッジを行っているとのこと。もしヘッジをしていなければ、ここ数年ではさらに利益が乗っていた計算になります……。
債券の発行体であるスター・ヘリオス・ピーエルシーは、格付け取得をしていないそうで、信用度は不明ですが、裏付け資産については分別管理をしているとのこと。
面白いファンドだなぁ、と思う一方、かなり複雑な仕組みという印象です。
最新の情報はこちら
第2位 SBI日本株4.3ブル
運用会社:SBIアセットマネジメント
騰落率:205.97%(前回比94.47%)
純資産残高:347億2,600万円
設定日:2017年12月19日
信託報酬:年0.968%(税抜:年0.88%)
購入時手数料:購入価額の2.2%(税抜:2.0%)上限
信託財産留保額:なし
決算:年1回(原則12月5日)
直近3期の分配金:なし
ファンドの概要
株価指数先物取引を活用して、日本株市場全体の値動き(日々の騰落率)の4.3倍程度となることを目指して運用を行う、いわゆるレバレッジファンド。
また、市場の状況に応じて、公社債にも投資をします。
ぱんのメモ
前回1位だった「SBI日本株4.3ブル」が、2位となりました。
しかしながら、前回の騰落率と比較しても2倍以上の成果となっています。
直近で日本株市場が好調だったことの表れですね。
連動する指数は、引き続き「日経225」です。
信託報酬については、ほぼ似た仕組みである楽天と比較すると、引き続きこちらの方が安価ですので、長期保有を考える際のポイントにもなりそうです。
購入時手数料の上限も、「SBI日本株4.3ブル」の方が安価です。
純資産残高は347億2,600万円で、半年前と比較すると約74.4億円ほど増えました。
最新の情報はこちら
一応、TOPIXと日経平均の違いの記事をリンクします。
第1位 楽天日本株4.3倍ブル
運用会社:楽天投信投資顧問
騰落率:206.02%(前回93.4%)
純資産総額:486億7,300万円
設定日:2015年10月7日
信託報酬:年1.243%(税抜1.13%)
購入時手数料:購入価額の3.3%(税抜3.0%)上限
信託財産留保額:なし
決算:年1回(原則6月15日)
直近3期の分配金:なし
ファンドの概要
「SBI日本株4.3ブル」と同様に、株価指数先物取引を活用して、日本株市場全体の値動き(日々の騰落率)の4.3倍程度となることを目指して運用を行います。
また、市場の状況に応じて、短期公社債も投資対象にもなっているそうです。
ちなみに、投資対象となる株価指数は、月報によると「日経225」となっています。
ぱんのメモ
前回2位の「楽天日本株4.3倍ブル」が騰落率で1位となりました。
SBIと同様に、日本株の好調を背景に前回より2倍以上の高騰となりました。
日本株市場は、海外と比較すると値動きが穏やかですが、レバレッジ型のファンドを活用することで、しっかりと利益を狙うことも可能です。
もちろん、反動で下落時の落ち込みも大きくなりますので、その点には注意が必要です。
純資産残高は486億7,300万円で、半年前と比較すると67.2億円の増加です。残高自体は、SBIの方が伸ばしているようですね。
最新の情報はこちら
まとめ
2024年1月末時点で過去1年最も値上がりしたファンドを3つご紹介しました。
新NISAが始まり、何に投資をしようか悩んでいる人も多いと思います。
残念ながら、今回ご紹介したのはレバレッジ型のファンドのため、新NISAの対象外となっています。
とはいえ、しっかりと成果を出しているファンドですので、新NISAがひと段落して、さらに積極的に行動したい場合には検討したい銘柄ですね。
- ぱん
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