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- FXってなに?初心者のためのFX基礎知識
- FXってなに?初心者のためのFX基礎知識
- 2021年10月13日
スマートフォンやPCを使って、手軽に始められる投資商品として人気の「FX」。まだFXを知らない方、これから始めようと思っている方のために、FXの基本的な情報を簡単にまとめてみました。
FXのしくみ
FX とは、ある国の通貨を別の国の通貨に交換する外国為替(Foreign Exchange)を略した言葉。米国のドルと日本円、欧州のユーロと日本円など、二つの異なる通貨を売買して、その差額で儲ける投資商品です。
たとえば、1ドル=100円の時に買い、その後ドルが1円上昇し、1ドル=101円の時に売れば、1円分の差額が利益となります。1万通貨分買っていれば、1円×1万通貨=1万円儲かるというわけです。
逆に、1ドル=100円の時に買って、その後ドルが1円下落し、1ドル=99円の時に売ると、1円分の損失が出ます。1万通貨分買っていれば、1万円損する計算になります。
FXの魅力
<魅力1>24時間取引できる
外国為替市場は、株式のように決まった取引所があるわけではなく、世界各地の銀行で取引されています。そのため、FXは24時間いつでも取引できます(土日除く)。仕事や家事などで日中忙しい人も、夜にゆっくり取引できるのはビジネスパーソンにとって大きなメリットです。
<魅力2>レバレッジ効果で少額から取引
FXは、元手資金の最大25倍の金額まで取引できます。元手資金が10万円の場合、10万円×25倍=250万円分の取引が可能です。為替相場が1ドル=100円の場合、最大2万5000ドルを売買できる計算になります。
このように、少額の資金を担保に多額の資金を借り、テコの原理のように、小さな力で大きな資金を動かす方法を「レバレッジ」と呼びます。FXは取引最小単位を1000通貨に設定している会社が多く、数千円程度から取引できます。
<魅力3>相場の下落でも利益を出せる
FXは通貨を「安く買って高く売る」ほか、「高く売って安く買い戻す」ことでも利益を狙えます。例えば、ドルが100円の時に1万通貨「売り」注文から入り、99円に下がった時に買い戻せば、
100-99=1円、1円×1万通貨=1万円の利益となります。
<魅力4>通貨の金利差でも収益が狙える
高金利通貨を買って、金利の低い円を売る通貨ペア、「南アフリカランド/円」や「メキシコペソ/円」などを保有すれば、外貨預金のようにその金利差(スワップポイント)を日々受け取れます。
反対に、南アフリカ/円、メキシコペソ/円を売り注文から入り、そのポジションを保有していると、日々金利差分の損失が発生するので注意が必要です。
FXの注意点
為替変動リスク
市場の予想をくつがえすニュース、テロ・災害などの突発的な出来事で、為替相場は大きく変動します。高いレバレッジでポジションを保有しているときに、思わぬ為替変動が起こると、大きな損失を被る可能性がありますので、常に為替変動リスクに備えて、損失を限定する逆指値注文を入れたり、レバレッジを抑えるなど、日々の資金管理が重要です。
金利変動リスク
スワップポイント狙いで投資を行っている方は、各国の金融政策による金利の変動に注意。金利差が縮小してスワップポイントが減ってしまったり、金利差が逆転し、マイナススワップが発生する可能性もあります。
流動性リスク
24時間取引できるのがFXの魅力ですが、天変地異や戦争など、世界に大きく影響を及ぼす事件が発生した場合、通貨の流通が著しく減り、FX会社がレートを提示できず、通貨の売買ができなくなることがあります。
基軸通貨といわれる米ドルや、取引量の多いユーロ、ポンド、円に比べて、南アフリカ・ランドやトルコ・リラといったマイナー通貨は、もともと流通する通貨の取引量が少ないため、流動性リスクが高いといえます。
相場に異変を感じたら、早めにポジションを決済するか、レバレッジを下げるなど早めに対処しましょう。
システム・業者リスク
FXはインターネットを利用して取引を行います。そのため、PCやモバイル、通信回線が故障した場合、取引がストップしてしまいます。FX会社のシステム・サーバーがダウンした場合も同様です。
システムトラブルの間に為替相場が大きく動いてしまうと、利益確定や損切りのチャンスを逃がしてしまうことも。事前に指値・逆指値注文を入れて、万が一の際もポジションをクローズできるようにしておけば安心です。複数のFX会社に口座を持っておくこともリスクヘッジになるでしょう。
まとめ
FXは少額から24時間取引でき、為替差益と金利差益の二つの収益機会がある便利な投資商品ですが、世界的な経済事件や戦争など有事の際に、為替相場は予想と反対の方向に動く可能性があります。
様々なリスクに備えて、レバレッジを下げる、損切りのための逆指値注文を必ず入れるなど、資金管理を忘れずに行いましょう。
取引する会社によって手数料や取扱い通貨ペア、利用できるツールも異なるため、まずは、どの会社が自分のニーズにあっているかをじっくり見定めて、FXに取り組んでください。
- ワタヤン
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