- 2023年 旅行関連株ランキング~米国株 徒然日誌⑦
- 2023年12月08日
こんにちは!マネー探検隊メンバー、米国株投資家のヒロミンです。
日本もアメリカも本格的にコロナが明けたのは、今年のことでしたね。いわゆるリオープン(経済再開)で、人びとは積極的に旅行にでるようになり、訪日外国人の数は今年コロナ前に水準に迫ろうとしています。
そうした中、筆者の印象では今年2023年はマグニフィセント・セブンに次いで、旅行関連株の調子が良かったのでは?と感じています。実際にはどうだったのか?
前回お届けした”2023年の米国株、調子はどうだった?~マグニフィセント・セブン編に続いて、今回は旅行関連株編をお届けしたいと思います。
案の定好調に推移していた旅行株!
早速旅行関連株についての直近12月4日時点の年初来高値ランキングを一覧にしてみました。この通りです。
*カッコ()内はティッカー
どうでしょう? 思った通り旅行関連株はどれも堅調に上昇していましたね。
流石に前回お伝えしたマグニフィセント・セブンのように年初から2倍、3倍に上昇した銘柄が目白押し、というわけにはいきませんが、充分に好調さを博しています。
ちなみにマグニフィセント・セブンの年初来上昇率ランキングをあらためておさらいすると…..、こんな感じです。
リオープンでクルーズ船が盛況に!
個別に見て行きましょう。旅行関連株の中でも断トツの上昇率を見せたのが、クルーズ船世界最大手のカーニバル(CCL)です。同社は豪華客船の代名詞「クイーン・エリザベス」でも有名ですね。
(カーニバル=年初来)
チャートを見ると、夏休みシーズンの7月につけた年初来高値には届きませんが、それでも年初から2倍以上に上昇しているのがわかります。
このほかにも5位にはノルウェージャン・クルーズ(NCLH)、10位にはロイヤル・カリビアン(RCL)がランクイン。いずれも世界有数のクルーズ船会社です。やはり長かったコロナ禍を経て、豪華な船旅に出たいという人が多かった証拠です。
予約サイトもホテルも当然↗
旅行予約サイト株やホテルも今年は安定した上昇率を見せていますね。
2位には世界大手のオンライン旅行会社のエクスペディア(EXPE)、3位には民泊仲介サイトのエアビーアンドビー(ABNB)、4位にはエクスペディアと双璧をなすブッキング・ホールディングス(BKNG)と、揃い踏みでランクインしました.
ちなみにトリバコはエクスペディア、アゴタはブッキング・ホールディングスのそれぞれ傘下のブランドです。
(エクスペディア=年初来)
エクスペディアのチャートを見ると、アナリストによる旅行需要の広がりが来年も続くとの見通しから、11月に入って爆上がりしています。
こうした状況に即して、当然ホテル業界銘柄も順調に株価を上げています。
6位には世界最大のホテルチェーンのマリオット・インターナショナル(MAR)がランクイン。同チェーンには「マリオット」はじめ「ザ・リッツ・カールトン」、「ウエスティン」、「シェラトン」など31ものブランドがあるのだとか。
(マリオット・インターナショナル=年初来)
さらに7位にはインターコンチネンタル(IHG)、8位にはヒルトン(HLT)、9位にはハイアット・ホテルズ(H)と続きます。いずれもキラ星のような有名ホテルチェーンばかりです。
あれれ、航空業界はどうなった!?
いやあこうして華やかな旅行関連株ランキングを見ていくと、今すぐにでも旅に出たくなりませんか?思い切って年末年始の休みを使い、海外へ逃避行したくなります。
なんて思ったところで、あれあれ!?航空銘柄はどこにいる?どこにもランキングされていないことに気づきます。どうなっているのでしょうか?
実は一覧表に乗っていませんが、ランク外で世界最大級の航空会社であるデルタ航空(DAL)が年初来17.0%の上昇で出てきます。
(デルタ航空=年初来)
チャートを見ると7月の夏休みシーズンには年初来高値を付けていましたがその後に急落、足元では反発しているものの他の旅行関連株に比べると見劣りするパフォーマンスとなっています。
その他の航空関連株の成績も見てみましょう。
ユナイテッド・エアラインズ(UAL) △8.9%
アメリカン航空(AAL) △4.8%
サウスウエスト(LUV) ▼16.2%
他の旅行関連銘柄と比べるといずれも控えめな結果となっていますね。その要因はイスラエルとハマスの紛争など地政学リスクの勃発やジェット燃料価格の上昇などが利益を圧迫しているからかもしれません。
サウスウエストの▼16.2%については流石に別の理由もありそうですが….
いずれにしても航空株だけは好調とは言い切れないようです。
まとめ
さて、米国株 徒然日誌⑦ ”2023年 旅行関連株ランキング”。いかがだったでしょうか?
2023年は旅行関連株が好調たったことがわかりましたね。問題はこの勢いが来年2024年も続くのかどうか?
2023年の12月時点では、インフレ鈍化が鮮明になっており、どうやら利上げは打ち止めとなったというのがコンセンサスです。
さらには来年2024年には利下げが行われるとの見方も織り込まれつつあり、米国株市場はまさにゴルディロックス(適温相場)の様相を呈しています。
ただその一方で地政学リスクの高まりは相変わらず不透明なままです。景気後退リスクも解消されることなくくすぶり続けています。
とはいえいい加減に来年は今年以上に旅行を楽しみたいものですね。筆者も来年こそは、旅行関連株を新たに仕込みつつ、自身も4年ぶりに海外旅をリオープンしたいと考えています。
- ヒロミン
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