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ユーロ170円の可能性!? 著名アナリストの衝撃レポート
2023年09月10日
ユーロ170円の可能性!? 著名アナリストの衝撃レポート

ユーロ/円の上昇が止まりません。8月末には一時159.70円まで上昇し、15年ぶりの高値を記録しました。ユーロ/円の売りトラリピをずっと展開しているワタヤンは大ダメージを喰らっています。マネースクエアの看板アナリスト・宮田直彦氏のレポートによれば、ユーロは170円に達する可能性もあるとのこと。

ユーロ上昇予測にトラリピ界隈はパニック?
ファンダメンタルズ分析ではユーロ/円下落予想も

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トラリピトレーダーの中で最も有名なインフルエンサーのひとり、鈴さんのX(旧Twitter)のポストによれば、鈴さんの質問箱に寄せられた質問に、こんな内容のものがあったそうです。

昨日から「宮田レポート」の話題により、ユーロ円ショートから撤退している人を多く見かけます。トラリピ界隈でプチパニック状態なので、レポートについてのご意見をいただければ幸いです。

どうやら、マネースクエアのチーフ・テクニカルアナリストであり、マネースクエアアカデミア学長でもある宮田直彦氏が、ユーロ/円の今後の動向について衝撃的なレポートを配信した模様です。

これに対し、鈴さんの回答は非常に冷静で、

①個人の予想に振り回され過ぎない
②仮に170円まで上昇してもやることは変わらない
って感じですね。

とのこと。

個人の口座でも会社の口座でもユーロ/円を売りまくっているワタヤンは「ユーロ170円」というワードが気になって仕方ありません。さっそくマネースクエアの口座にログインし、9/6に配信された宮田氏のレポート「エリオット波動・宮田レポート(マンスリー・フォーカス) 」を読んでみました。

…結論からいいますと、鈴さんのポストの通り、宮田氏はユーロ/円が今後165円~170円を目指す展開もありそう、と分析していました。宮田氏はエリオット波動によるテクニカル分析の第一人者で、日経ヴェリタスアナリストランキングではトップ3の常連。そんな凄い人がユーロ/円のさらなる上昇を予測しているのかと思うと、背中に冷たいものが走ります。

ワタヤンはユーロ/円は上昇しても160円まで、最悪でも165円を超えることはないのでは、と楽観的に考えていたのですが、5/21に続いて、さらなる損切りを決断しなければならないかもしれません…

しかし、宮田氏の分析も絶対的なものではありません。鈴さんは前述の質問者に対し、こうも回答していました。

まず、マネースクエアには複数のアナリストが在籍していて、各々が得意な分析手法を使って、相場予想を出しています。そのため、利用する分析手法の違いにより、「上の可能性が高い」って予想と「下の可能性が高い」って予想が同時に出たりします。

宮田さんはエリオット波動を使った分析を得意としており、エリオット波動を使うと、現在は上の可能性が極めて高いという結果が出るようです。(ただ、100%上と言っているわけではない)

逆に私がスリーミリオン倶楽部でお世話になっている担当者はテクニカルとファンダメンタルズを組み合わせた分析を行い、現状では上の可能性3割、下の可能性7割という予想をしています。

そう、マネースクエアのすべてのアナリストが一様にユーロ/円の上昇を予測しているわけではないのです。9/8に配信されたマネースクエアのチーフエコノミスト・西田明弘氏によるレポートは「ユーロ圏景気は停滞、スタグフレーションか」というタイトルで、4-6月期ユーロ圏GDPが前期比0.1%に下方修正されたこと、ECBがユーロ圏で景気の停滞と高インフレの組み合わせ、いわゆるスタグフレーションが定着することを懸念している点を紹介しています。

これらの情報はユーロ/円にとっては明らかにマイナス要因。鈴さんの指摘通り、ファンダメンタルズ的にはユーロ/円の下落を予想している専門家もいるのです。ユーロ/円のゆくえはまだ確定したわけではありません。

宮田氏、西田氏をはじめとするマネースクエアのアナリストによるレポートは、口座を開設すればメニューの「マーケット」をクリックすることで誰でも閲覧可能です(※一部は口座開設者以外にも開放されています)。ユーロ/円の売りトラリピを行っている方は、ぜひマネースクエアの複数のアナリストの分析を参考に、落ち着いて今後の対策を練っていただければと思います。

7/3にアップした記事の「マネースクエアが提案するユーロ/円売り含み損4つの対策」もぜひチェックしてみてください。

ワタヤン
ワタヤン

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