- 株主優待券で航空券を買ってみた
- 2023年08月10日
日本株投資の楽しみの一つに「株主優待」があります。
自社の株を一定数保有してくれる人に対しての還元策の一つで、企業ごとにさまざまな「株主優待」が準備されています。
私も昨年より航空会社の株を取得し、株主優待を受け取りました。
今回は、その中でも利用期限が近いANAホールディングスの株主優待の一つである「国内線ご搭乗優待券」を使ってみようと思います。
- ANAの航空券の種類
- いろいろな割引の種類
- 株主優待割引を利用してみる
- ➀株主優待割引の運賃を調べる
- ②株主優待割引のチケットを購入する
- ③株主優待番号を登録
- ④これで手続き完了
- 株主優待割引はANAフレックスと同じ条件
ANAの航空券の種類
航空券は、基本的に需給や出発までの期間などに応じて価格が変動します。
一般的には早い時期に買うほど価格が安い、という傾向にありますが、空席が多い場合などは直前でも安く買うことができます。
一方で、航空会社ごとに条件に応じたさまざまな価格設定がされています。
今回はANAのさまざまな料金設定の条件を見てみましょう。
ANA FLEX (ANAフレックス) |
ANA VALUE (ANAバリュー) |
ANA SUPER VALUE (ANAスーパーバリュー) |
ビジネス きっぷ |
株主優待 割引 |
介護割引 |
障がい者 割引 |
スマート シニア空割 |
スマート U25 |
いっしょに マイル割 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
予約変更 | 〇 | × | 〇 | 〇 *1 | 〇 | 〇 *2 | × | × | × | |
販売開始 | 搭乗日355日前の9:30 | 搭乗日当日(0:00) |
ダイヤ期間ごとの 一斉予約開始後 |
|||||||
予約期限 | 搭乗日当日 |
搭乗日 1/3/7日前 |
搭乗日21/28/ 45/55/75日前 |
搭乗日当日 | 出発時刻の20分前 | 搭乗前日まで | ||||
支払期限 | 予約日含め3日以内 | 予約日含め2日以内 | 予約日含め3日以内 | 出発時刻の20分前 | 予約日当日 | |||||
取消手数料 (出発前) |
なし |
運賃の 約5%相当額 |
運賃の 約30~60%相当額 ※詳細はこちら |
なし |
運賃の 約5%相当額 |
運賃の 約50%相当額 |
||||
取消手数料 (出発後) |
運賃の 約20%相当額 |
運賃の100% ※旅客施設使用料は除く |
運賃の 約20%相当額 |
運賃の100% ※旅客施設使用料は除く |
不可 | |||||
マイル 精算比率 |
100% | 75% | 75% | 100% | 75% | 100% | 100% | 50% | 50% |
75% ※同行者のみ |
*1 株主優待の有効期間に限ります。
*2 同行の介護者も対象となります。
※払い戻し手数料はいずれも航空券・料金券1枚(1区間)につき440円。
上記の他、プレミアムクラス用の設定や、法人契約による料金設定「Biz」、離島居住者が特定の路線で利用できる「アイきっぷ」といった割引料金もあります。
いろいろな割引の種類
前述の一覧にもあるように、空きがある限り誰でも利用できるような「ANA VALUE」や「ANA SUPER VALUE」の他にも、特定条件に応じて利用可能な割引運賃があります。
簡単に利用条件をまとめていきます。
ビジネスきっぷ
同一のANAカード(クレジット機能付き)会員が、同一路線を2回搭乗する場合に適用される専用割引運賃。
当日でも予約変更が可能。旅行にも利用可能。
※往復利用、同一方向2回のいずれも可能。
※プレミアムビジネスきっぷとの組み合せも可能。
株主優待割引
株主優待番号1つにつき、ひとり片道1区間に対して、株主優待割引運賃/小児株主優待割引運賃が利用可能。
【株主優待割引運賃】 満12歳以上
【小児株主優待割引運賃】 満3~11歳
介護割引
離れて暮らす家族を介護する人が使える割引料金。
条件は、要介護または要支援認定者の「二親等以内の親族(満12歳以上)」「配偶者の兄弟姉妹の配偶者」「子の配偶者の父母」。
障がい者割引
搭乗時の年齢が満12歳以上で該当する手帳を持っている人、および、同一便に搭乗する満12歳以上の介護者(一人まで)が利用できる割引料金。
※詳しくはこちら
スマートシニア空割(そらわり)
満65歳以上のANAマイレージクラブ会員またはANAカード会員が、搭乗日当日に利用できる割引料金。
スマートU25(ユース25)
満12歳以上25歳以下のANAマイレージクラブ会員またはANAカード会員が、搭乗日当日に利用できる割引料金。
いっしょにマイル割
期間中、ANAマイレージクラブ会員を含む2~4名までのグループで、同一便に搭乗し、同一区間を往復する場合に、会員本人(1名のみ)は往復10,000マイル、同行者は往復19,400円~36,600円で利用できる。
※10,000マイル対象の会員は1名(2人目以降は同行者扱い)。
※ANAカードファミリーマイルでの予約は不可。
※会員本人が搭乗しない場合、または会員本人1名のみになる場合は、適用不可。
株主優待割引を利用してみる
ということで、今回は今年の11月で期限が切れてしまう「株主優待券」を利用してみようと思います。
株主優待割引は、ANAフレックスの価格の50~55%程度の価格に設定されています。
※変動することがあります。
➀株主優待割引の運賃を調べる
このように、株主優待割引が利用できる席数は限られています。
②株主優待割引のチケットを購入する
株主優待割引のチケットを選んだら、まずは購入です。
ちなみに、今回は期限間近のマイルもあったため、SKYコインに変換して、支払いに使いました。
ANAはSKYコインとして手軽に使えるのがうれしいですよね。
③株主優待番号を登録
支払いが済んだら、上記の赤枠から株主優待番号を登録します。
ちなみに、株主優待券はこんな感じです。
④これで手続き完了
株主優待割引はANAフレックスと同じ条件
株主優待割引は、ANAフレックスの価格の50~55%程度の価格で購入ができ、同一人物・同一路線であれば変更が可能です。
払い戻し手数料は発生するものの、出発前であれば取消料もありません。
つまり、最安値とは言いませんが、ANAフレックスと同じ条件で、お手軽な料金で利用できるのです。
株主優待券は、たまに金券ショップなどでも見かけます。
行先や使う便などが決まっている場合には、上手に活用してみてはいかがでしょうか?
株主優待の記事まとめ
- ぱん
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