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どこまで上がるユーロ/円!? ショート損失拡大中
2023年07月03日
どこまで上がるユーロ/円!? ショート損失拡大中

4月あたりから再び円安が激化し、ドル/円とともにユーロ/円も急上昇中。SNSではユーロ/円を売っているトレーダーの被害報告が続々とアップされ、大物投資家も大ダメージを受けている模様です。ユーロ/円はどこまで上がるのか、ユーロ/円をショートしている投資家はこれからどうするべきか、調査しました。

ユーロ/円売りで捕まった
マネースクエアが提案するユーロ/円売り含み損4つの対策
ユーロ/円はどこまで上昇する?

本記事には一部、アフィリエイト広告を含みます。

ユーロ/円売りトラリピをメインにトレード中のワタヤンですが、想定外のユーロ/円上昇により、5/11に10万円を超えるユーロ/円売りポジションの損切を行いました。そして、これまで仕掛けていた売りトラリピのレンジを上方修正し149円 ~ 165円の間に再設定。よもやこれ以上は上がるまい、という気持ちもあったのですが…

6/30時点のユーロ/円の価格は157.50円程度。150円どころか155円以上で推移することが当たり前の状況に。せっかく損切したのに、再び売りポジションが積み上がり、含み損が10万円程度溜まってしまいました。ユーロ/円なんか売るんじゃなかった!

ユーロ円チャート図

自分と同じような状況の人がいないか、SNSを見たところ、続々と損失報告のツイートが見つかりました。トラリピトレーダーの中でもっとも影響力があるインフルエンサーのひとり、あっきんさんは、なんと含み損2,372万円!ケタが違います。

同じ状況の仲間を見つけてホッと一息…ついている場合じゃない!ユーロ/円売りで含み損を抱えている状況をなんとかする方法はないのか、情報を探していたところ、あっきんさんのこのツイートを目にしました。

トラリピの悩みはマネースクエアがなんとかしてくれる!さっそくわらにもすがる思いでマネースクエア公式youtube「ユーロ/円、売りトラリピで『上昇に備える』には?」(トラリピ戦略Plus特別版)を視聴しました。解説してくれるのはトラリピユーザーにはおなじみ、マネースクエアのストラテジスト・髙尾和秀氏。

結論から言うと、髙尾氏が提案するユーロ/円売りで含み損を抱えている状況への対応策は、下記の4つです。

①ポジションになる前のトラリピを取り消す

②ポジションの一部を損切りする

③買いヘッジポジションを作る

④追加入金する

いずれも、現実的な対策だと思います。

まずは①の方法ですが、ワタヤンがユーロ/円に仕掛けている売りトラリピのレンジは149円から165円なので、ちょうど半分くらいの売り注文がすでにひっかかっていますが、158~165円の間の指値はまだ成立していません。これをキャンセルすれば、損失拡大のリスクを下げることが可能、というわけです。ユーロ円は160円の節目でいったん下落するような気がするので、まずは160~165円のトラリピ売り注文をキャンセルしようと思います。

②は5/11に既に実行しましたが、再び検討すべき時がくるかもしれません。損失を確定させることは痛みを伴いますが、全滅するよりはるかにマシです。③の買いヘッジポジションを建てることは思いつきませんでした。両建てになりますが、同一通貨ペアで売りと買い双方の注文があるときは、いずれか一方金額の高いほうのみを必要証拠金とする、というマネースクエアのルールがあるため、資金効率も良く、効果的と思われます。あくまでメインは売りポジションなので、売りの半分くらいの量で、150~155円あたりに買いポジションを入れるのは面白そうです。そして、ユーロ/円の売りはマイナススワップが発生しますが、両建てで買いポジションを持てばプラススワップが発生するため、多少スワップの損失を埋めることができる点もメリットです。

④の追加入金、これが可能ならば最も即効性が期待できます。165円でロスカットの場合、〇〇万円入金すれば170円まで耐えられる…など、マネースクエアのシミュレーション機能を使いながら、いくら入金すれば良いか適切に判断したいところです。しかし、ワタヤンの場合、もう追加入金できる余裕はないので、①と②、場合によって③を加えて乗り切っていきたいと思います。

かなり大雑把に書いてしまいましたが、マネースクエア公式動画では①~④の対策について、かなり詳細に解説してくれているので、興味のある方はぜひ動画を観てください。

最後に、ユーロ/円の上昇の目処について、プロがどう見ているのかをお伝えします。マネースクエアが6/26に発表した「マネースクエア四季報」は、マネースクエア所属のアナリストが2023年末までの為替の動きを分析したレポートです。この中で、ユーロ/円の年末までの値動きは145.00円~160.00円のレンジと予測されていました。ユーロは米ドルや円に対して堅調、英ポンドに対して軟調に推移しそう、とのこと。

ECB(欧州中央銀行) は 7 月 26-27 日の理事会で 0.25%の利上げを行うと予想、9 月以降については「打ち止め」と「追加利上げあり」に見方が分かれています。ドイツやその周辺国を代表するECBメンバーはインフレへの警戒度が強く、追加利上げを主張すると見られるものの、南欧の代表するメンバーは景気への懸念を強め、早期打ち止めを主張する可能性があるようです。 ユーロ圏の景気に一段とブレーキがかかり、財政政策などでユーロ圏参加国の足並みが乱れるようであれば、ユーロ安の材料になるかもしれない、とのこと。

トレーダーイメージイラスト

ユーロ/円はまだ上昇しそうですが、個人的には160円にタッチしたあたりで下落するのでは、とイメージしています。その日が来るまで、当面は防御を重視して苦境を耐え忍びたいと思います。ユーロ/円ショーターの皆様、一緒に頑張りましょう。

ワタヤン
ワタヤン

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