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- 検証!旅行株7選。~米国株徒然日記②~
- 検証!旅行株7選。~米国株徒然日記②~
- 2023年06月23日

コロナ前の日常が本格的に戻ってきて最初の夏が到来間近!
今年こそは久しぶりに海外旅行を再開してみようかな!なんて考えている人も多いのではないでしょうか?
そういうことなら、旅行関連の米国株はさぞかし好調を博しているのではないかしら?
そんな単純な思いつきから、ワクワクしながら調べてみました。
検証!旅行株7選。不定期連載 米国株徒然日記②、今回は旅行関連株について徒然なるままに検証してみます。
- 旅行株の上昇率ランキング!?
- Pick up① カーニバル(CCL)
- Pick up② エアビーアンドビー(ABNB)
- Pick up③ ブッキング・ホールディングス(BKNG)
- Pick up④ エクスペディア(EXPE)
- Pick up⑤ デルタ航空(DAL)
- Pick up⑥ ハイアット・ホテルズ(H)
- Pick up⑦ ラスベガス・サンズ(LVS)
- まとめ
旅行株の上昇率ランキング!?
まずは米国の旅行関連株の直近の上昇率ランキングを見てみましょう。数値は2023年6月16日現在までの年初来上昇率でそろえてみました。

いかがでしょう?スゴくないですか?想像をはるかに超えて旅行株は復活を見せています。なかでも1位にランクされた豪華クルーズ船のカーニバルは、半年ちょっとで2倍近くにまで株価は急騰しています。
ちなみに同期間の米国株主要3指数の騰落率はというと…
ダウ平均 △3.51%
S&P500 △15.31%
ナスダック △32.69%
直近、旅行株がいかに堅調に推移しているかがよくわかります。ベスト10銘柄のすべてがダウ平均はもとより、S&P500の上昇率を大きく上回っています。
ではこの中から7銘柄をピックアップして詳しくみてみましょう。検証!旅行株7選。業種分類などの情報は東洋経済新報社の四季報米国株を参考にしています。
Pick up① カーニバル(CCL)

いわずと知れたクルーズ船世界最大手のカーニバルです。豪華客船の代名詞「クイーン・エリザベス」を所有していることでも知られます。世界2位のクルーズ会社、ロイヤル・カリビアンとは双璧をなしていますね。
この会社の業種分類は「ホテル・娯楽サービス」と幅広く、同分野内の時価総額第1位はあのハンバーガーショップのマクドナルドです。
株価の推移を見てみましょう。
(カーニバル=過去1年)

いやあ、年明けからの上昇には目を見張るものがあります。まさに旅行業界のリオープンを象徴する銘柄の1つです。
もっともコロナ禍前の株価には、これでもまったく達していません。逆に言えば、これからが楽しみです。
Pick up② エアビーアンドビー(ABNB)

民泊仲介サイトのパイオニアと言えるのがエアビーアンドビーです。リーマンショック時の不況の最中に誕生し、コロナ禍前には一世を風靡しました。
そんなエアビーアンドビーがナスダックに上場したのはコロナ禍真っ只中の2020年12月のことでした。
業種分類はマイクロソフトが時価総額1位にランクされる「ソフトウェア・ITサービス(全151社)」というビックカテゴリーです。ただし、競業業種としてはブッキング・ホールディングスやエクスペディアというのが正しい認識でしょう。
以下、株価の推移です。
(エアビーアンドビー=過去1年)

ご覧のように年明け以降は順調に上昇基調に転じていますが、実は話題性の高かった上場時(2020年~2021年)に比べれば、まだまだ低水準にとどまっているのも事実です。
いずれにしてもこの会社のポテンシャルはまだまだこんな程度ではないはずです。
Pick up③ ブッキング・ホールディングス(BKNG)

オンライン旅行予約つながりで、こちらの銘柄も見てみましょう。ブッキング・ドットコムで知られるオンライン旅行予約サービス最大手のひとつです。世界220カ国以上でサービス提供しながら、創業はオランダというのもユニーク。傘下には同業のアゴタもあります。
業種分類はマクドナルドやカリビアンと同じ「ホテル・娯楽サービス(全40社)」でありながら、時価総額3位、売上高4位はたいしたものです。
株価の推移はこんな感じ…
(ブッキング・ホールディングス=過去1年)

年明け以降、これほど綺麗な軌道を描いて堅調に推移しているケースも珍しいですね。しかも、すでにコロナ禍前の水準をはるかに上回って上昇しています。このブッキング・ホールディングスも旅行業界のリオープンを象徴する銘柄の1つと言えそうです。
Pick up④ エクスペディア(EXPE)

せっかくなので同業のエクスペディアも見てみましょう。
ブッキング・ドットコムと双璧をなす会社で、やはりオンライン旅行予約サービスの世界大手です。傘下には旅行比較サイトのトリバゴもあり、日本ではブッキング・ドットコムより知られているかもしれません。
業種分類は当然ブッキング・ホールディングスと同じく「ホテル・娯楽サービス」です。
株価の推移はこんな感じ…

年明けから見るとかなり上昇はしていますが、ブッキング・ホールディングスと比べるとかなり値動きが激しいですね。
しかも株価はコロナ禍前の水準をクリアしていません。このあたりは同業のブッキング・ホールディングスとは今のところ明暗を分けている印象です。
Pick up⑤ デルタ航空(DAL)

航空分野も見てみましょう。取り上げるのはデルタ航空です。アメリカン航空、ユナイテッド・エアラインズとともに米国3大航空会社に数えられる、世界最大級の航空会社です。
業種分類は旅客輸送サービス(全6社)。同業種内の順位では時価総額1位、売上高1位と圧巻です。
もっとも2005年には一度経営破綻に見舞われ2007年に復活、ノースウエスト航空と統合してようやく現在の体制を築くなど、波乱万丈な歴史も有しています。エールフランス、大韓航空、KLMオランダ航空などとはアライアンスがあり、「スカイチーム」の創立メンバーとしても知られます。
そんなデルタ航空の株価の推移は…

ご覧のように過去1年のチャートで見ると、昨年2022年の9月に一旦底を打ってからは、比較的順調に推移していることがわかります。旅行業界復活の息吹を株価からも肌で感じられますね。
もっともより長いスパンで見れば、コロナ禍前の水準にはまだまだ届いていません。航空業界の復活はまだ始まったばかりと言えそうです。
Pick up⑥ ハイアット・ホテルズ(H)

ホテル業界はどうでしょう?冒頭の年初来上昇率ランキングでもホテル業界では最高位の7位につけたハイアット・ホテルズを見てみます。
ハイアット・ホテルズは「パークハイアット」や「グランドハイアット」、「アンダース」など世界75カ国で展開する世界有数の高級ホテルチェーンです。
業種分類はカーニバル、ブッキング・ホールディングス、エクスペディア、ラスベガス・サンズ、さらにはマクドナルドなどとも同じ「ホテル・娯楽サービス(全40社)」です。
株価の推移を見ていましょう。
(ハイアット・ホテルズ=過去1年)

過去1年のチャートで見る限り、かなり堅調に推移しており、昨年2022年の9月を底に基本的に右肩上がりに上昇しています。
しかもコロナ禍前の水準のはるかに上回っており、安定成長をしています。それもそのはず、ハイアット・ホテルズは直近2023年1月ー3月期の四半期決算でコロナ後初めて赤字から黒字に転換、調整後EBITDA(営業利益や経常利益と並び、企業を評価する指標のひとつ)でも過去最高を記録したそうです。
高級ホテルチェーンということもあり、コロナ後いち早く業績を回復させているのがこの会社です。
Pick up⑦ ラスベガス・サンズ(LVS)

最後に取り上げたいのは高級カジノホテル大手のラスベガス・サンズです。カジノ業界ではとにかく有名ですよね。シンガポールの「マリーナ・ベイ・サンズ」でも知られています。
業種分類はこちらも「ホテル・娯楽サービス」。2022年にはラスベガスの不動産と事業を売却完了、売却益の計上で純利益で黒字を確保。2023年以降はシンガポールやマカオの成長を見込む方針のようです。
そんなラスベガス・サンズの株価の推移は…
(ラスベガス・サンズ=過去1年)

綺麗な右肩上がりに推移しています。もっともこの会社もコロナ禍前の水準までにはまだまだ未到達です。今後の伸びしろに大いに期待できそうです。
まとめ
さて、検証!旅行株7選。~米国株徒然日誌②~ いかがだったでしょうか?
どうやら株価の推移を見る限り、旅行業界のリオープンは世界的にも本格的に始まっているようです。
もっともその多くはまだまだ始まったばかりに状態と言えます。
確かに日本から海外旅行に出るには歴史的な円安や、海外の根強いインフレ圧力など、まだまだデメリットも多いのが現実です。
しかし、だからと言ってせっかくコロナ禍が明けたのなら、海外旅行に出ない手はありません。
ようやく上昇に転じた米国の旅行株を今のうちに仕込みつつ、実際に自らもsれらのサービスを利用しながら久しぶりに日本を飛び出してみるのも乙なものではないでしょうか。
*本コラムでは個別銘柄を取り上げていますが、決して推奨ではありません。投資は自己責任でお願い致します。
- ヒロミン