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海外に行く前に準備したい ソニー銀行の外貨普通預金
2022年06月12日
海外に行く前に準備したい ソニー銀行の外貨普通預金

海外旅行が緩和されつつあり、そろそろ海外に行こうと計画している人も増えてきたかもしれません。

海外での支払いでおすすめなのがソニー銀行の「SONYBANK Wallet」。実際の使用経験は以前「【実録】Sony Bank WALLETを海外で使ってみた2019」で書きましたが、その準備に欠かせないソニー銀行の外貨普通預金について紹介します。なおここでは、外貨預金=外貨普通預金とします。

そもそも外貨預金って?
ソニー銀行の外貨預金はどんな通貨がある?
金利はどのくらい?
外貨預金には手数料がかかる
ソニー銀行での外貨預金の取引方法
まとめ

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【実録】Sony Bank WALLETを海外で使ってみた2019

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外貨預金の最大の特徴は、海外の通貨で預金するため、実際の資産は為替レートの影響を受けるということです。

例えば米ドルで1万円分を預金したい場合、もし1ドル=100円だとすると、10,000円÷100円で、100ドルを預けることになります。
数か月後、1ドル=120円になった時に日本円で引き出せば、100ドル×120円で1万2,000円が受け取れます。逆に1ドル=80円となっていたら、100ドル×80円で8,000円となってしまいます。
つまり、円高の時に預けてそれが円安になれば、為替差益が期待でき、逆に円安の時に預けて円高になってしまうと為替差損が発生し、元本が目減りすることになります。

また外貨預金は、一般的に円預金より金利がいい傾向があります。一方で、日本円を外貨に交換する際に手数料が掛かります。金利や手数料についてはこの後紹介します。

ソニー銀行の外貨預金は、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、ブラジルレアル、人民元(CNH)、南アランド、スウェーデン(SWE)クローナの12通貨があります。

そのうち、Sony Bank WALLETの デビット機能を使って海外の現地通貨で支払えるのは、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナの10通貨です。

ソニー銀行の場合、毎年2月と8月に決算を行います。金利は通貨によって異なります。米ドルだけを見ると、ソニー銀行は0.25%なのに対し、他行の金利は0.01%が多いことを考えると(2022年6月12現在)、比較的高金利といえます。

外貨預金が円預金と異なるのは、為替手数料が発生することです。手数料は通貨ごとによって異なります。

ただしソニー銀行の場合、以下の2つを活用すれば、お得にすることができます。

口座開設のタイミングに気を付ける

ソニー銀行は、口座開設日から開設月の翌々月末日までの期間、外貨購入時(対円)の為替コストが無料(0円)となります。例えば6月12日に開設した場合、8月末までが対象期間です。もし海外でデビット機能を使うためにソニー銀行の口座開設を検討しているならば、口座開設のタイミングを考慮したほうがいいでしょう。

優遇プログラムClub Sを活用する

ソニー銀行には、取引状況に応じて手数料などが優遇されるプログラム Club Sがあります。Club sを活用すれば、 為替手数料がお得になるだけでなく、海外ATM利用料が無料になる回数も増えます。ステージの判定は、月末の残高や月間の取引状況に応じて判定され、翌々月の1カ月間反映される仕組みです。口座開設後、優遇プログラムのステージ獲得条件にクリアできそうなものがあれば、対応しておくといいでしょう。なお優遇プログラムが適用されるのは1カ月間と言いましたが、実はステージダウンの判定が適用されるのは3月と9月の判定のみで、それ以外の月は条件が有利になった場合のみ変更されます。

例えば9月に海外に行くならば、

・7月に口座を開設する(9月末まで購入時の為替コストは無料)
・7月中に優遇プログラムClub Sの適用条件を満たす(9月に条件が適用される)

をすればいいかと思います。

取引方法は3種類あります。

成行(なりゆき)

いまの為替レートを見ながら取引する方法です。為替レートはリアルタイムで更新していきます。基本は最低単位は1通貨単位、1補助単位以上から取引できます。米ドル円の場合1ドル以上、1セント単位です。

指値(さしね)

指定したレートに到達すれば自動的に取引が成立するので、通貨を選び、指値と購入額を円または取引通貨で指定し、有効期限を設定するだけ。為替レートをずっと見ている必要がありません。有効期限は最長30日まで設定できます。FX取引でおなじみのIFD、OCOもできます。なお、指値の場合、最低取引額は日本円の場合10万円以上1円単位、海外通貨の場合は所定の通貨単位以上となっています。

IFD(IF Done):ひとつの注文が成立したら、別の注文が発注される手法です。ソニー銀行の場合、購入時の指値注文が成立したら、売却の指値注文を自動的に発注します。

OCO(One Cancels the Other):同時に2つの注文を申込、一つが成立したらもう一つは自動的にキャンセルされる手法です。ソニー銀行の場合、「購入ご購入」「売却と売却」「購入または売却」の組み合わせで利用できます。

積立

積立は毎月(日にち設定)、毎週、毎日の中から選べます。積立額は円貨ベースで、500円以上~1,000万円の間から1円単位で指定できます。外貨購入額の端数は、補助通貨(1通貨単位の100分の1)未満で切り捨てられます。上限レートの指定も可能です。

いま米ドル円は約20年ぶりの円安水準です。本来、外貨預金は円高の時に預けておくのが得策です。ただし、もし海外で使用する予定があるならば、為替手数料を少しでもお得にするために、海外に行くタイミングと優遇プログラムの提要期間を考慮しながら口座を開設し、こまめに為替レートをチェックして、少しでも円高になったなと思ったタイミングでこまめに変えてはどうでしょうか。

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