【ビジネス用クレジットカード】22枚を比較してみた（2025年3月更新）

2025年03月11日

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日本では4月から新年度という企業も多いと思います。
年度の切り替わりにあたり、ビジネス用のクレジットカードの導入を考えている経営者の方も多いのではないでしょうか？
今回は、ビジネス用のクレジットカード（一般クラス）22枚をざっくり比較してみたいと思います。

ビジネス用クレジットカードを利用するメリットと注意すること

メリット１：経費関連の管理を簡略化

メリット２：従業員カードで予算を管理

メリット３：ガバナンスの強化

メリット４：業態に合わせてカードの優待特典を活用

注意すること１：キャッシングができない

注意すること２：企業向けは企業の財務情報が必要

ビジネス用クレジットカード（一般クラス）22枚をざっくり一覧で見てみよう

ビジネス用クレジットカード（一般クラス）22枚の主な付帯特典

ビジネス用クレジットカードを利用するメリットと注意すること

ビジネス用クレジットカードを利用する際のメリットと注意することを整理します。

メリット１：経費関連の管理を簡略化

クレジットカードを利用することで利用した日時や金額、支払先が明確になり、経費処理が明確になります。
また、カードによっては経理システムに連携できる機能を持ったサービスもあります。

メリット２：従業員カードで予算を管理

部署や従業員ごとに予算を設定できるカードもあるので、使い過ぎなどの防止や全体の予算をあらかじめ管理することもできます。

メリット３：ガバナンスの強化

明細や使途が履歴に残るクレジットカードは、万が一の経費の不正利用の防止などにもなります。

メリット４：業態に合わせてカードの優待特典を活用

例えば出張が多い企業であれば、交通系のサービスと連動したクレジットカードなど、企業のニーズに合わせて、お得な特典の付いたカードを選ぶことでコスト削減にもつながります。

注意すること１：キャッシングができない

ビジネスカードの多くは、キャッシング機能が付いていない場合が多いです。特に引き落としの銀行口座を法人口座とした場合は、ほとんどのカードで対応されません。一方で、ビジネスローンをサービスとして提供しているカードもあります。

注意すること２：企業向けは企業の財務情報が必要

オーナー向けのビジネスカードは主に個人情報での審査となりますが、企業向けのビジネスカードは企業の財務情報資料などが必要になりますので、あらかじめ準備をしましょう。

ビジネス用クレジットカード（一般クラス）22枚をざっくり一覧で見てみよう

銀行が発行しているものを含めるととんでもない数になるため、メガバンク＋よく耳にする22枚のカードを比較してみました。

カード名をクリックすると、各カードの説明ページに飛びます。

カード種類		カード ブランド	対象	年会費 (代表カード)	年会費 (追加カード)	最大利用 可能額	タッチ決済	ETCカード	ポイント (基本還元額)	ポイント付与 基本条件	会計ソフトとの連携	旅行傷害保険上限額 (死亡・後遺障害時)	ショッピングガード 保険(上限額)
セゾンコバルト・ ビジネス・アメリカン・ エキスプレス®・カード	クレディ セゾン	AMEX	個人事業主/ フリーランス	無料	無料 ※最大9枚	相談	可能	最大5枚 (無料)	永久不滅ポイント (1P＝5円相当)	1,000円(税込) ＝1～4P	なし	なし	なし
ライフカードビジネス ライトプラス	ライフカード	マスター/ VISA/ JCB	法人代表/ 個人事業主	無料 ※1年間利用がない場合 　 1,650円(税込)	無料 ※最大3枚	～500万円	可能	最大1枚 (無料)	LIFEサンクス ポイント (1P=5円相当)	1,000円(税込) ＝1P	△	なし	なし
三井住友カード ビジネスオーナーズ	三井住友 カード	マスター/ VISA	法人代表者/ 個人事業主	無料	無料 ※最大18枚	～500万円	可能	最大1枚 (無料)	Vポイント (1P＝1円相当)	200円(税込) ＝1～3P	△	海外:2,000万円 国内:なし	なし
Biz ONE 一般	JCB	JCB	個人事業主/ フリーランス	無料	不可	〜500万円	可能	最大1枚 (無料)	OkiDokiポイント (1P=3～5円相当)	1,000円(税込) ＝2P	〇	なし	なし
アプラスビジネスカード	アプラス	VISA/ JCB	法人/ 個人事業主	825円(税込) ※初年度無料	825円(税込)/枚 ※初年度無料 ※最大4枚	～100万円	VISA のみ可能	最大25枚 ※発行:1,100円(税込)/枚 ※年会費無料	アプラスポイント (1P＝1円相当)	200円(税込) ＝1P	〇	なし	(JCBのみ)海外所在の JCB加盟店での利用 50万円/年
JCB CARD Biz 一般	JCB	JCB	法人代表/ 個人事業主	1,375円(税込) ※初年度無料 (オンライン入会限定)	無料	〜500万円	可能	最大1枚 (無料)	OkiDokiポイント (1P=3～5円相当)	1,000円(税込) ＝1P	〇	海外:3,000万円 国内:3,000万円	海外:100万円 (自己負担1万円/事故) 国内:なし
三井住友 ビジネスカード	三井住友 カード	マスター/ VISA	中小企業	1,375円(税込)	440円(税込)/枚	～500万円	可能	複数発行 (無料)	Vポイント (1P＝1円相当)	200円(税込) ＝1P	〇	海外:2,000万円 国内:なし	(海外) 100万円
三井住友 ビジネスカード for Owners	三井住友 カード	マスター/ VISA	法人代表/ 個人事業主	1,375円(税込) ※初年度無料 (オンライン入会限定) ※利用状況で翌年割引	440円(税込)/枚 ※初年度無料 ※最大18枚 ※利用状況で翌年割引	～150万円	可能	複数発行 (無料)	Vポイント (1P＝1円相当)	200円(税込) ＝1P	△	海外:2,000万円 国内:なし	(海外) 100万円
三井住友 コーポレートカード	三井住友 カード	マスター/ VISA	大企業	1,375円(税込)	440円(税込)/枚	相談	可能	複数発行 (無料)	–	–	〇	–	–
JCB一般法人カード	JCB	JCB	中小企業/ 個人事業主	1,375円(税込) ※初年度無料 (オンライン入会限定)	1,375円(税込)/枚 ※初年度無料 (オンライン入会限定)	〜500万円	可能	複数発行 (無料)	OkiDokiポイント (1P=3～5円相当)	1,000円(税込) ＝1P	〇	海外:3,000万円 国内:3,000万円	海外:100万円 (自己負担1万円/事故) 国内:なし
JCBビジネスプラス 法人カード (キャッシュバック型)	JCB	JCB	中小企業/ 個人事業主	1,375円(税込) ※初年度無料 (オンライン入会限定)	1,375円(税込)/枚 ※初年度無料 (オンライン入会限定)	〜500万円	可能	複数発行 (無料)	–	–	〇	なし	海外:100万円 (自己負担1万円/事故) 国内:なし
三菱UFJカード コーポレート	三菱UFJ ニコス	マスター/ VISA	大企業	1,375円(税込)	1,375円(税込)/枚	～300万円	可能	複数発行 (無料)	三菱UFJ グローバルポイント (1P=5円相当)	1,000円(税込) ＝1P	△	なし	なし
UC法人カード (一般)	クレディ セゾン	マスター/ VISA	法人/ 個人事業主	1,375円(税込)	1,375円(税込)/枚	～300万円	VISA のみ可能	複数発行 (無料)	永久不滅ポイント (1P＝5円相当)	1,000円(税込) ＝1P	〇	なし	なし
UC法人カード (一般)	みずほ銀行/ UCカード	マスター	法人/ 個人事業主	1,375円(税込)	1,375円(税込)/枚	～300万円	可能	複数発行 (無料)	UCポイント (1P＝5円相当)	100万円(税込) ＝1,000P	△	なし	なし
三菱UFJカード ビジネス	三菱UFJ ニコス	マスター/ VISA	法人/ 個人事業主	どちらか一方のカードブランド 1,375円(税込) 両方のカードブランド 1,650円(税込)	ー	～80万円	可能	最大1枚 ※発行:1,100円(税込)/枚 ※年会費無料	三菱UFJ グローバルポイント (1P=5円相当)	1,000円(税込) =1P	〇	なし	なし
オリコビジネスカード スタンダード	Orico	マスター	法人	1,650円(税込) ※初年度無料	1,650円(税込)/枚 ※初年度無料 ※最大20枚	～1000万円 /法人	可能	最大20枚(無料)	–	–	△	海外:2000万円 国内:1000万円	なし
UPty for Biz M ※リボ払いのみ	Orico	マスター	法人代表者	2,200円(税込) ※初年度無料 (オンライン入会限定)	無料 ※最大3枚	～200万円	可能	最大3枚 (無料)	スマイルポイント (1P＝5円相当)	1000円(税込) ＝1～2P	△	海外:2000万円 国内:1000万円	なし
UPty for Biz S ※リボ払いのみ	Orico	マスター	個人事業主	2,200円(税込) ※初年度無料 (オンライン入会限定)	なし	～200万円	可能	最大1枚 (無料)	スマイルポイント (1P＝5円相当)	1000円(税込) ＝1～2P	△	海外:2000万円 国内:1000万円	なし
JAL法人カード	JAL	DC/ マスター/ VISA	法人/ 個人事業主	2,200円(税込)	2,200円(税込)/枚	相談	可能	最大1枚 ※発行:1,100円(税込)/枚 ※年会費無料	–	–	なし	海外:1,000万円 国内:1,000万円	なし
ANA JCB 法人カード	ANA	JCB	法人/ 個人事業主	2,475円(税込) ※初年度無料	825円(税込)/枚 ※初年度無料 ※最大3枚	～500万円	可能	複数発行 (無料)	OkiDokiポイント (1P=3～5円相当)	1,000円(税込) ＝1P	〇	海外:1000万円 国内:なし	(海外) 100万円
UCコーポレート カード(一般)	クレディ セゾン	マスター/ VISA	大規模企業	契約内容による	契約内容による	相談	VISA のみ可能	複数発行 (無料)	–	–	〇	なし	なし
UCコーポレート カード(一般)	みずほ銀行/ UCカード	マスター	大規模企業	契約内容による	契約内容による	相談	可能	最大99枚 (無料)	–	–	〇	なし	なし

＊ANA 法人カードはVISA/マスターもありますが、詳細不明のため割愛します。
＊保険等はあくまで最高額です。条件により補償額は変動します。

ビジネス用クレジットカード（一般クラス）22枚の主な付帯特典

手数料で選んだり、利用可能枠で選んだり、法人カードを選ぶ理由はさまざまですが、そのほかに付帯特典に注目する人もいるのではないでしょうか？

こちらも大まかにまとめてみました。
多くのビジネスカードでは、出張用の飛行機や新幹線、ホテル、レンタカーなどの予約に際しての会員特別価格を提供しています。
ほか、カードブランド独自のビジネスサポートサービスも活用できるカードもあります。

ゴールドカードになると、さらに空港ラウンジの利用や保険関連の拡充、別途特典が付いてきます。

カード種類	法人向けサービス
セゾンコバルト・ビジネス・ アメリカン・エキスプレス® ・カード	●各種優待サービス ●優待プログラム「ビジネス・アドバンテージ」 ●海外利用でポイント2倍、ポイント運用も可能 ●エクスプレス予約サービス ●海外現地通貨の引き出し ●セゾン・アメックス・キャッシュバック対応
三井住友カード ビジネスオーナーズ	●年間100万円(税込)以上の利用で 　 ゴールドカードに無料でアップグレード ●Mastercardビジネスアシスト※ ●Mastercard T&E Savings※ ●VISAビジネスオファー※ ●請求書カード払いサービス ●各種ビジネスサポートサービス ●福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」 　 を特別価格で提供 ※カードブランドによる
Biz ONE 一般	●請求書カード払いサービス ●資金管理・改善サービス「Cashmap」 ●各種出張手配サービス 　 (飛行機、新幹線、ホテル、カーシェア) ●コワーキングスペース利用サービス ●福利厚生サービス「RELO CLUB」を 　 特別価格で提供
ライフカードビジネス ライトプラス	●Mastercardビジネスアシスト※ ●VISAビジネスオファー※ ●福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」 　 を特別価格で提供 ●提携弁護士による1時間無料法律相談 ※カードブランドによる
アプラスビジネスカード	●VISAビジネスオファー(VISAのみ) ●各種優待割引 ●パソコン修理・データ復旧・サポートサービス ●VISAのみ各種ビジネスサポートあり
JCB CARD Biz 一般	●請求書カード払いサービス ●資金管理・改善サービス「Cashmap」 ●各種出張手配サービス 　(飛行機、新幹線、ホテル、カーシェア) ●コワーキングスペース利用サービス ●福利厚生サービス「RELO CLUB」 ●サイバーリスク保険
三井住友 ビジネスカード	●Mastercardビジネスアシスト※ ●Mastercard T&E Savings※ ●VISAビジネスオファー※ ●請求書カード払いサービス ●各種ビジネスサポートサービス ●福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」 　 を特別価格で提供 ※カードブランドによる
三井住友 ビジネスカード for Owners	●Mastercardビジネスアシスト※ ●Mastercard T&E Savings※ ●VISAビジネスオファー※ ●請求書カード払いサービス ●各種ビジネスサポートサービス ●福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」 　 を特別価格で提供 ※カードブランドによる
三井住友 コーポレートカード	●Mastercardビジネスアシスト※ ●Mastercard T&E Savings※ ●VISAビジネスオファー※ ●請求書カード払いサービス ●各種ビジネスサポートサービス ●福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」 　 を特別価格で提供 ※カードブランドによる
JCB一般法人カード	●請求書カード払いサービス ●資金管理・改善サービス「Cashmap」 ●各種出張手配サービス 　(飛行機、新幹線、ホテル、カーシェア) ●コワーキングスペース利用サービス ●福利厚生サービス「RELO CLUB」を 　 特別価格で提供 ●サイバーリスク保険
JCBビジネスプラス 法人カード	●利用条件に応じて利用額の最大3％を 　 キャッシュバック(上限15,000円/月) ●請求書カード払いサービス ●各種出張手配サービス 　 (飛行機、新幹線、ホテル、カーシェア) ●コワーキングスペース利用サービス
三菱UFJカード コーポレート	●Mastercardビジネスアシスト※ ●VISAビジネスオファー※ ●各種優待サービス ●福利厚生サービス「福利厚生俱楽部」を 　 特別価格で提供 ※カードブランドによる
UC法人カード (一般)	●Mastercardビジネスアシスト※ ●VISAビジネスオファー※ ●各種優待サービス ●UC福利厚生サービス ●アマゾンビジネス ※カードブランドによる
UC法人カード (一般)	●各種優待サービス ●請求書カード払いサービス ●UC福利厚生サービス ●福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」 　 を特別価格で提供
三菱UFJカード ビジネス	●Mastercardビジネスアシスト※ ●VISAビジネスオファー※ ●各種優待サービス ●福利厚生サービス「福利厚生俱楽部」を 　 特別価格で提供 ※カードブランドによる
オリコビジネスカード スタンダード	●Mastercardビジネスアシスト ●福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」 　 を特別価格で提供 ●請求書カード払いサービス
UPty for Biz M ※リボ払いのみ	●Mastercardビジネスアシスト ●福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」 　 を特別価格で提供
UPty for Biz S ※リボ払いのみ	●Mastercardビジネスアシスト ●福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」 　 を特別価格で提供
JAL法人カード	●JAL搭乗ボーナス ●各種優待サービス ●福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」 　 を特別価格で提供
ANA JCB 法人カード	●請求書カード払いサービス ●資金管理・改善サービス「Cashmap」 ●各種出張手配サービス 　(飛行機、新幹線、ホテル、カーシェア) ●コワーキングスペース利用サービス ●福利厚生サービス「RELO CLUB」 ●サイバーリスク保険 ●ANAビジネスきっぷの利用が可能 ●ANA搭乗ボーナス
UCコーポレート カード(一般)	●Mastercardビジネスアシスト※ ●VISAビジネスオファー※ ●各種優待サービス ●UC福利厚生サービス ※カードブランドによる
UCコーポレート カード(一般)	●Mastercardビジネスアシスト ●VISAビジネスオファー ●各種優待サービス ●請求書カード払いサービス ●UC福利厚生サービス ●福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」 　 を特別価格で提供

このように年会費を重視するのか、ポイントの還元率を重視するのか、付帯特典が充実しているものを選ぶのか、基準はさまざまです。

自分のビジネス内容とカードの使用目的に合わせて検討したいですね。