- 2024年ハイテク株ランキング~米国株 徒然日誌㉑
- 2025年01月18日
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。マネー探検隊の米国ハイテク株投資家のヒロミンです。本年もどうぞよろしくお願いします。
早速ですが年始恒例のハイテク株年間上昇率ランキング、今年もお届けしたいと思います。昨年2024年はなんと言ってもトランプ氏が大統領選で圧勝するという、歴史的な年になりましたね。
これを踏まえて、どのようなハイテク株が年間を通じて好調を博したのか?しっかり見ていきたい思います。
2024年ハイテク株ランキング~米国株 徒然日誌㉑、早速スタートです。
2024年もナスダックが優勢!
まずは主要3指数の2024年の年間騰落率を確認しておきましょう。Ta-da!
ハイテク株の比率が高いナスダック総合の上昇率が最も高いことがわかります。2024年もハイテク株が相変わらず強かったということになりそうです。
ただ、それにしてもダウ平均の上昇率が意外に低いのが気になります。ダウ平均の構成銘柄には伝統的な銘柄の組み入れ比率が高いとはいえ、現在はアップル、マイクロソフト、アマゾン、エヌビディアといったM7(マグニフィセント7)中のそうそうたる4銘柄が含まれているからです。
ナスダック総合をチャートでみてみましょう。
(ナスダック総合=2023年12月末~2024年12月末)
ご覧のようにナスダック総合はおおむね順調に上昇し、12月に入ると初めて20,000の大台に。さらに12月16日には過去最高値を更新しています。
時代の寵児パランティア!
それではお待ちかね、主要ハイテク株(何をもって主要かは独断と偏見ですが…)の昨年の年間上昇率ランキングの発表です。Ta-da!
パッと見驚かされるのが1位にランクされたパランティアの上昇率です。なんとわずか1年で4.4倍になった計算です。前年の2023年にトップだったエヌビディアの上昇率が3.4倍だったことを考えても、驚異的な上昇です。
パランティアはビックデータ解析の大手企業で、列記としたAI企業でもあります。米国国防省を顧客に持ち、古くは同時多発テロ後の対策で名を馳せたほか、直近ではウクライナに対する軍事支援にも関わっているユニークな企業です。
創業者のピーター・ディール氏は、イーロン・マスク氏とともにペイパルを立ち上げたことでも知られ、トランプさんの支援者でもあることから、トランプ銘柄といっても過言ではありません。その証拠に、トランプさんが大統領選で圧勝した後からの急騰には目を見張るもがあります。
(パランティア=2024年年間)
実はパランティアは前年の2023年のランキングでも第3位にランクされていました。その際にも1年で2.7倍に上昇していました。その意味では2年連続で大ブレークを果たしており、まさに時代の寵児的な存在と言えます。ちなみに2023年のランキング記事はこちら…
トランプ銘柄の象徴テスラ!
パランティアに限らずトランプ銘柄の代表格と言えるのがご存じテスラです。ベスト10圏内は惜しくも外れたものの、年間上昇率は62.5%にまで及びました。
もっともテスラの株価は大統領選でトランプさんが勝つ前まではずっと低迷していました。筆者自身も昨年の前半に見切りをつけて、保有株の3分の1ほどを売却したくらいです。
(テスラ=2024年年間)
ところがところが、トランプさんが選挙で圧勝したとたんにテスラの株価は急反発。もの凄い勢いで急騰を続け、あっという間に見事に株価は復活しました。
それどころかDOGE(政府効率化省)の責任者として政権入りまで果たし、今ではまるで副大統領かのような影響力を発揮しようとしています。
まさに事実は小説より奇なり!これぞトランプ銘柄の象徴でしょう。
見過ごした電力株トレンド!
2024年のハイテク株を振り返った際、トランプ銘柄とは別にもうひとつ潮流がありました。電力株の上昇トレンドです。
2位にランクされたヴィストラや5位にランクされたコンステレーション・エナジーがその代表格です。
電力株は本来はハイテク株の範疇には入りませんが、AI(人工知能)ムーブメントの興隆にともない、電力需要がかつてないほど高まったことから、近年株価が急騰するようになった立派なAI銘柄なのです。
ヴィストラは1年間でなんと3.6倍に上昇、コンステレーション・エナジーについても同じく91.4%も株価が上昇しました。
(ヴィストラ=2024年年間)
(コンステレーション=2024年年間)
恥ずかしながら筆者は電力株の上昇トレンドには全く気付かず、結局今も買いそびれたままです。昨年最も悔しい思いをさせられた銘柄群とも言えます。
やっぱり強かった半導体!
パランティアやヴィストラがあまりに派手に上昇したために、若干地味に見えるかもしれませが、昨年もやっぱり強かったのがエヌビディアです。3位とはいえ、1年でしっかりと2.7倍に成長しています。流石の安定感です。
(エヌビディア=2024年年間)
それも昨年の半導体株は、エヌビディアの一人勝ちではなく、4位のブロードコム、6位のTSMC、7位のマーベル、10位のアームなどなど、エヌビディア以外にもさまざまな銘柄群が続々と頭角を現し、一大勢力を形成しつつあります。
またこのほかにもあまり注目はされませんでしたが、終わってみれば高い上昇率を記録していたのが、8位のネットフリックと9位のメタではないでしょうか?これら両銘柄はいわゆるM7には入っていませんが、エヌビディア以外のどのM7銘柄よりも高い上昇率を誇っています。
(ネットフリックス=2024年年間)
(メタ=2024年年間)
まとめ
さて、2024年ハイテク株ランキング~米国株 徒然日誌㉑、いかがだったでしょうか?
総括してみるとするならば、2025年のハイテク株もトランプ新政権および、引き続きAIムーブメントという2つの流れの影響下で動くことになりそうです。
もっともこうして改めて振り返ってみると、年初には全く気付いていなかったような新たな銘柄群が毎年毎年、登場してきていることに驚かされます。これぞ米国ハイテク株市場のダイナミズムと言えないでしょうか?
今年こそはそんなダークホース的な銘柄群をいち早く発見できるよう、目を凝らしていきたいと思う今日この頃です。
- ヒロミン
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