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トランプ再選で上昇した銘柄ランキング~米国株 徒然日誌⑳
2024年12月13日
トランプ再選で上昇した銘柄ランキング~米国株 徒然日誌⑳

アメリカ大統領選が行われて、早1カ月余りが過ぎました。接戦との前評判に反して、あっさりとトランプさんが圧勝、大統領への返り咲きが決まりましたね。

トランプさんの公約としては、移民排斥、規制緩和、高関税政策、減税継続などが打ち出されましたが、その結果どのような銘柄が上がったのか?

そこで今回は、大統領選の投開票日2024年11月5日を起点に1カ月後の12月5日までの期間に、どのような米国株がどのくらい株価を上昇させたのか、調べてみました。

不定期連載、米国株 徒然日誌⑳”トランプ再選で上昇した銘柄ランキング”、スタートです。

最も上がった指数はナスダック!
目立つトランプ銘柄の急騰!
規制緩和期待で金融株も上昇!
まとめ

最も上がった指数はナスダック!

まずは米国株市場の主要3指数に中小型株の多いラッセル2000指数を加えた、主要4指数がどんな動きをしたのか?確認しておきましょう。こちらです。

やはり最も上昇した指数はハイテク株比率の高いナスダック総合でした。続いて大型株で構成されるダウ平均が続いています。いずれも月間で5~6%の上昇率ですから、トランプさん返り咲きの影響であることは明白です。

(ナスダック総合=過去1年)

チャートを見ても、大統領選の投開票日となった11月5日を起点に急騰しているのがわかります。

また国外からの輸入品には高関税が課せられることから内需株が多い中小型株で構成されるラッセル2000の上昇率の高いのにも納得です。

目立つトランプ銘柄の急騰!

続いて主要なハイテク株に的を絞って、この間の上昇率ランキングを見てみましょう。Ta-da! 

圧倒的な1位にランクされたのは、トランプさんの応援団長、イーロン・マスクさん率いる、電気自動車(EV)大手のテスラでした。

(テスラ=過去1年)

イーロン・マスクさんに至っては、トランプさんの再選で政府効率化省(DOGE)を率いることになるなど、政府の要人にまで登り詰めたわけですから、驚きです。

また2位にランクされたのは、ここ1~2年株価が赤丸急上昇中のビックデータ分析大手パランティアです。

(パランティア=過去1年)

パランティアの創業者、ピーター・ティールさんも実はトランプさんの支援者であり、イーロン・マスクさんとともにPayPal、OpenAIなどの創業に関わっている人物です。

トランプさんの移民排斥や高い関税をかけることに対する影響についても米政府はパランティアにデータ分析を依頼すると噂されるなど、テスラと並んでトランプ銘柄の代表格なのです。

規制緩和期待で金融株も上昇!

ちなみに米国を代表するビックテック銘柄、マグニフィセント7(M7)のこの間の株価の動きはどうだったのでしょうか?

意外にもAI銘柄のチャンピオン、エヌビディアの上昇率はトランプ再選ではそれほどでもなかったことがわかります。同じくAI銘柄のアルファベットの株価もご覧のように、少し上がっただけにとどまっています。

トランプさんの再選で、ハイテク株とともに株価が上昇したもうひとつのセクターが金融関連銘柄です。

この背景にはトランプさんによる規制緩和政策への転換で、バイデン政権時には抑えられていたM&Aが活性化するとの期待が影響しています。

(ゴールドマン・サックス=過去1年)

早くもゴールドマン・サックスがらみのM&A案件が、噂レベルで聞こえ始めていますね。

まとめ

さて、米国株 徒然日誌⑳ ”トランプ再選で上昇した銘柄ランキング”ーー。いかがだったでしょうか?

トランプさんの再選で、テスラやパランティアの株価が急騰したことは、米国がトランプさん再選でビジネス国家化していく流れにあることを示唆しているのかもせれません。

それが良いことなのか、悪いことなのかはわかりませんが、なんだか少しワクワクしますね。


ヒロミン
ヒロミン

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